ファシリテーション研修の目的やメリットについて説明していきます。
まず、ファシリテーション(facilitation)という言葉の意味についてですが、英語で「容易にする、促進」を意味する言葉です。
ビジネスシーンにおいては、会議などにおいて話し合いをスムーズに進める、全体のモチベーションを高めるといったリーダーに求められる能力のことを指します。
「ファシリテーションスキル」「ファシリテーション能力」と呼ばれることも。
このファシリテーションスキルは、会議の生産性を向上させるためにも、すぐに身につけておきたいスキル。
新入社員のうちにファシリテーション研修を受けさせ、早い段階でスキルを身につけてもらうことが、会社にとって必要なことであると言えます。
なぜなら、従来の日本企業の会議スタイルでは、現代の変化するスピードの速さにはとても追いつけないからです。
変化が激しい現代において、何時間も掛けて行うような従来の日本企業の会議スタイルでは、生産性は落ちる一方。結論を出すのに何日も掛かっていては、現代の変化スピードにはとても追いつけません。
そこで多用な意見を引き出し、それらを素早くまとめて答えを導き出す能力。つまりファシリテーションスキルが重要になってくるのです。会議の質を高めて、生産性を向上させる効果が期待できます。
実際にファシリテーションスキルは、ビジネスシーンにおいて、今最も注目を集めるスキルだと言われています。
ファシリテーションを担う人のことを、「ファシリテーター」と呼びます。
このファシリテーターとして活躍するためには、以下のようなスキルが必要です。
1.会議の雰囲気を作る
会議に参加する人、会議の場所、時間の管理、その場の雰囲気というのも、ファシリテーションの重要なポイント。本題に入る前に雑談をして、全員が話し出しやすい雰囲気を作るというのも、ファシリテーターに求められるスキルです。
2.意見を引き出す
参加者全員から多くの意見を引き出してください。出された意見を受け止め、質問や合意を織り交ぜながらアイディアを掘り下げていきましょう。
3.意見を整理する
意見を引き出しっぱなしにしていてはいけません。多数の意見を整理し、絞り込んでいきましょう。意見をどのように整理して、どう絞り込んでいるかを参加者に展開することもお忘れなく。
4.まとめて答えを出す
その会議における答えを導き出します。時間内に結論が出なければ意味がありません。
これらのスキルを駆使し、会議をスムーズに進め、より良い結論を導き出すのがファシリテーターなのです。
新入社員にファシリテーション研修を受けさせ、ファシリテーターを増やすことのメリットを紹介していきます。
ファシリテーターは、参加者全員の意見を引き出します。ですから、一部で盛り上がった意見が採用されてしまったり、多数決で少数派の意見が無視されたりといった事態を回避できるのです。
このように、ファシリテーションにおいては多くの意見を引き出し、それらを整理して結論を出します。狭い視野で物事を決めるよりも、広い視野で物事を決めた方が、より良い結論を出すことができるでしょう。
また、時間を管理し、決められた時間までに答えを導き出すのがファシリテーターの仕事です。だらだらと長時間議論することなく、時間を無駄にしません。
ビジネスシーンでよく使われる思考や手法の中には、ファシリテーションをする際に取り入れると良いとされるものがあります。
その中からいくつかをご紹介していきましょう。
【ブレインストーミング】
多用な意見を引き出すのに効果的な、アイディア出しの方法。
質より量を重視して、参加者全員が自由に意見を出します。この際、出た意見に対して批判をするのは厳禁。また、意見に対する説明はなし、もしくはごく簡潔にします。
人数が多すぎるとその分時間が掛かりますし、意見を出せない人が出やすくなるため、5~10人程度で行いましょう。
【ロジカルシンキング】
倫理的思考力のこと。意見を整理するために必要です。
これは、日頃から訓練しなければ身につきません。日常の物事について、常に分析してみる癖をつけるといいでしょう。
また、結論から話す、道筋に関係ない余分なことは除いて話すといったこともロジカルシンキングには必要です。
ロジカルシンキングもファシリテーションと同様に、新入社員のうちに研修を受けさせておくのがおすすめです。
【付箋の活用】
出た意見を付箋に書き起こすことで、すべての意見を可視化できます。
ホワイトボードや模造紙に書き起こすのもいいですが、付箋に書いておいた方が、ポジションニングマップの作成がしやすいです。
また、ブレインストーミングを行う際に一人ずつ意見を述べてもらうのではなく、付箋に意見を書いて貼り出してもらうというのも良い方法です。一度にすべての意見を可視化することができるので、会議時間の短縮に繋がります。
ロジカルシンキングのように、ある程度訓練することが必要なものもありますが、すぐに実践できる簡単なものもあります。
取り入れられるものから、どんどん取り入れていきましょう。
プログラム の柔軟性 |
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